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英党首選決選投票の初のテレビ討論会 離脱時期で2候補の意見分かれる

英保守党党首選のテレビ討論会で議論するジョンソン前外相(左)とハント外相=9日、英中部マンチェスター近郊(ITV提供・ロイター=共同)
英保守党党首選のテレビ討論会で議論するジョンソン前外相(左)とハント外相=9日、英中部マンチェスター近郊(ITV提供・ロイター=共同)

 【ロンドン=板東和正】メイ英首相の辞任に伴う与党・保守党の党首選で、決選投票に残ったジョンソン前外相とハント外相が9日、初めて2人によるテレビ討論会を行った。討論会では、ジョンソン氏が欧州連合(EU)からの離脱期限である10月末に離脱する重要性を強調。ハント氏は離脱の延期も検討すべきだと主張し、意見が分かれた。

 ジョンソン氏は討論会で、10月末の離脱が保守党への信頼の損失を食い止めると指摘した。また、経済の混乱が懸念される「合意なき離脱」が起こる可能性は低いと主張。合意なき離脱に陥ったとしても「対策を準備すれば、(国民への)負担はゼロに近く、大きくない」と楽観視した。

 一方、ハント氏は離脱時期について、メイ氏の離脱協定案についてEUと再交渉する時間を踏まえ「実現できるとわかるまで明確に約束すべきではない」と反論した。ハント氏は合意なき離脱が起こる可能性の低さを強調するジョンソン氏に対し「正しくなく、無責任だ」と批判。現段階で、合意なき離脱に陥る確率が高いとの認識を示した。

 また、ハント氏は討論中、ジョンソン氏に「もし10月末に離脱できなければ、(責任をとって)首相を辞めるのか」と問い詰めたが、ジョンソン氏は辞任について言及を避けた。

 決選投票は、党員約16万人による郵送で行われる。投票は今月22日に締め切られ、後継首相となる新党首が24日に就任する予定。

 英紙タイムズは6日、英調査会社「ユーガブ」と実施した900人以上の保守党員を対象にした世論調査を公表し、ジョンソン氏の支持率が74%、ハント氏の支持率が26%だった。優勢のジョンソン氏が、新党首に就任する可能性が高いとみられている。

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