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混迷のベネズエラで直接対話が再開 

ベネズエラの首都カラカスで開かれた水不足に抗議するデモ=4月22日(共同)
ベネズエラの首都カラカスで開かれた水不足に抗議するデモ=4月22日(共同)

 【ニューヨーク=上塚真由】南米ベネズエラの独裁的なマドゥロ政権と、米国の支持を受け「暫定大統領」を名乗る野党連合のグアイド国会議長の双方の代表団による直接会談が、カリブ海の島国バルバドスで9日までに始まった。ベネズエラでは、それぞれが正当性を主張する「2人の大統領」の対立が膠着(こうちゃく)状態にあり、野党連合側が求める大統領選のやり直しにマドゥロ政権側が応じるかが焦点となる。

 双方の直接対話はノルウェー政府が仲介。今年5月にも同国の首都オスロで開かれたが、物別れに終わった。バルバドスでの直接対話は今月8日に始まり、マドゥロ氏は同日、初日の協議は5時間行われたとし「平和的解決に向けて楽観的だ」と表明した。

 米紙ワシントン・ポストは、これまで即時退陣を求めてきた野党連合側が、マドゥロ氏に一時的な大統領職を認めた上で、大統領選のやり直しを求めるという「譲歩案」を模索していると報道。深刻な経済危機でマドゥロ政権の支持率が急落しているため、政権奪還できる見込みが高いとみているという。ただ政権側はこれまで大統領選のやり直しを拒否しており、合意に達するかは不透明だ。

 ベネズエラでは先月末、政権に対するクーデター計画に関与したとして身柄を拘束された海軍少佐が死亡する事件が起きた。これを受け、グアイド氏はマドゥロ政権側との直接対話を拒否する意向を示したが、今月7日になって「独裁体制からの脱却を目指し、権力を強奪した政権の代表者と話し合う」と表明した。

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