PR

ニュース 国際

香港長官会見 容疑者引き渡しの「改正案は死んだ」

記者会見する香港政府トップの林鄭月娥行政長官=9日、香港(ロイター)
記者会見する香港政府トップの林鄭月娥行政長官=9日、香港(ロイター)

 【北京=藤本欣也】中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案をめぐり混乱が続く香港で9日、政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官が記者会見を行い、改正に向けた政府の取り組みは「完全に失敗した」と指摘、「改正案は死んだ」と述べた。ただ学生らは改正案の完全撤回を要求しており、事態収拾の見通しは立っていない。

 林鄭氏は6月15日の会見で、改正案の立法会(議会)審議を無期限に延期すると表明。同18日には、市民の理解が得られない限り「絶対に改正作業は再開しない」と述べた。しかし改正案を「撤回する」とは明言せず、撤回や林鄭氏辞任を求めるデモが続いている。

 林鄭氏はこの日の会見で、改正案の立法会審議を再開する計画はなく「改正案は死んだ」と述べたものの、「撤回」という言葉を使うことはなおも避けた。

 香港では2003年に、国家分裂行為などを禁じる「国家安全条例」案が市民の反対デモで撤回に追い込まれたことがある。中国当局が成立を求めていたもので、中国は面目を失った。このときは当時の董建華(とう・けんか)行政長官が05年に健康問題を理由に辞任した。事実上の引責辞任とみられている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ