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台湾野党、総統選予備選で世論調査へ 上位2人接戦

7日、台北市の総統府前で開いた集会で、間に1人挟んで気勢を上げる中国国民党の郭台銘氏(左)と韓国瑜氏(右)=田中靖人撮影
7日、台北市の総統府前で開いた集会で、間に1人挟んで気勢を上げる中国国民党の郭台銘氏(左)と韓国瑜氏(右)=田中靖人撮影

 【台北=田中靖人】台湾の野党、中国国民党は8日、来年1月の総統選の候補者を決める予備選の世論調査を開始する。事前の民間の調査では「庶民総統」を掲げる韓国瑜(かん・こくゆ)・高雄市長(62)に富豪の郭台銘(かく・たいめい)・鴻海(ホンハイ)精密工業前会長(68)が支持率で迫り、接戦となっている。予備選では香港の抗議デモで両氏とも中国との距離感に苦慮。支持者の対立もあり、結果次第で離党者が出るとの見方もある。

 調査は毎日夜間、一般市民の固定電話を対象に14日まで行い、15日に結果を発表する。郭氏は若年層の利用が多い携帯電話を加えるよう求めたが、候補者5人全員の合意が得られず却下された。

 6月下旬から今月にかけてテーマ別に3回行われた討論会では、両氏とも中国が求める「一国二制度」による中台統一を否定したが、中国当局を批判もせず曖昧な姿勢に終始した。

 予備選で韓氏は、昨年11月の統一地方選で「韓流」と呼ばれた人気の余勢を駆り6月の毎週末、大規模集会を開催。熱狂的な支持者の中には「候補が韓氏でなければ本選で国民党に投票しない」と訴える者もおり、韓氏は固定票で逃げ切りを狙う。

 一方、郭氏は鴻海の創業者という知名度と大規模なテレビCMをフルに活用して、中間層に経済状況の好転を約束している。また、予備選最終盤になって、若年層をさらに引きつけるため育児補助を突如打ち出した。6日にもプロ野球を観戦し「球団を購入する」とぶち上げた。

 ただ、郭氏は、予備選で指名を得られなくても離党して本選に参戦しないことを定めた確約書への署名を拒否。予備選の方法で党本部への不満も漏らしており、敗れれば離党して本選に臨むとの観測もある。

 国民党は7日、総統府前で集会を開いたが、韓、郭両氏の支持者が小競り合いをする場面もあった。候補者の一人、朱立倫(しゅ・りつりん)元主席(58)は「われわれは敵ではなく仲間だ」と団結を訴えた。

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