PR

ニュース 国際

イラン、ウラン濃縮度上限超えへ 合意破り第2弾、国際的孤立の恐れ

イランのハメネイ師=テヘラン(ロイター)
イランのハメネイ師=テヘラン(ロイター)

 【カイロ=佐藤貴生】イランは7日にも、核合意の履行を一部停止する第2段階として、合意の定めるウラン濃縮度の上限を超過した濃縮に乗り出す。高濃縮ウランは核兵器に転用できるため、濃縮制限を破れば核兵器製造の意図があると解釈されかねない。米国とイランの緊張はさらに高まりそうだ。核合意を昨年離脱したトランプ米政権だけでなく、合意維持を目指してきた欧州諸国からも批判が強まり、イランが国際的に孤立する可能性もある。

 イラン国営メディアは同国高官の話として、核合意が定める濃縮度上限である3・67%を超え、7日にも5%前後の濃縮が行われると報じた。

 イランは、米国の核合意離脱と対イラン制裁の再発動で経済的苦境に陥っている。米国がイラン産原油の取引を禁じ、欧州など各国の企業も手を引いたことが大きい。イランは、核合意の当事国である英独仏がイランとの原油取引を回復させることなどを求め、核合意の履行を徐々に停止する強硬姿勢を見せている。

 イランのロウハニ大統領は5月8日、英独仏が60日後(7月7日)までに経済取引に関する「合意履行」を保証できない場合、上限を超えるウラン濃縮を開始すると表明していた。

 イランは今月1日、低濃縮ウランの貯蔵量が上限の300キロ(六フッ化ウラン換算)を超過したと発表。重水の貯蔵上限である130トンも順守しない方針を示している。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ