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トルコ、迫るロシア兵器調達 米は制裁発動するか

 【カイロ=佐藤貴生】トルコによるロシア製防空システム「S400」の購入問題が重要局面を迎えている。今月上旬にもロシアからトルコ国内へのS400調達が始まる見通しとなり、トランプ米政権側が報復としてトルコに制裁を科すとの観測が消えないからだ。北大西洋条約機構(NATO)を通じ60年以上の軍事上の関係がある米・トルコの確執は、戦後の国際安全保障体制を揺さぶりかねない事態となっている。

 トルコ紙ヒュリエト(電子版)は1日、エルドアン大統領がS400について、「10日以内、恐らく1週間以内に最初の輸送物品が到着する」と述べたと伝えた。同氏は6月下旬、大阪で開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の場でトランプ米大統領と会談した結果、「米政権は制裁を行わない」との感触を持ったと強調した。

 一方のトランプ氏は大阪で、オバマ前政権がS400に代わる選択肢としてパトリオット地対空ミサイルをトルコに供与するのに失敗したとし、「(トルコは)とても不公平に扱われた」と述べ、制裁に否定的な態度を示唆したとの見方も出た。ただ、米国防総省当局者はこの発言以降も、トルコがS400を購入すれば制裁を科す方針に「変わりはない」としている。

 S400購入計画を受け、米政権は「NATOの装備と相いれない」として、最新鋭ステルス戦闘機F35の共同開発からトルコを排除し、機体も供与しない方針を示して警告してきた。一方のエルドアン氏は4日にも、F35を116機購入予定で14億ドル(約1500億円)を支払い済みだとし、供与しなければ「強盗」だとクギを刺した。

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