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香港デモ参加者「夢、希望、お金がない」 背景に急増する中国移民

 高校1年生の尹(16)に会ったのは香港島のワンチャイの公園だった。主催者発表で55万人が参加した7月1日のデモ行進の途中、一息ついていた。

 隣には母親(45)もいた。香港生まれで祖先の出身も香港。父親は輸送関係の会社に勤め、この日は仕事をしていた。

 「香港の自由を守りたい。今、守らないと取り返しの付かないことになる」

 学校の先生からは「新聞を読んで、デモに参加するかどうかは自分で考えなさい」といわれている。

 尹がデモの情報を得ているのは通信アプリからだ。

 「××にはデモ参加者が少ないから集結せよ」

 「警官隊に突っ込むな」

 こうした情報が瞬時に拡散され、それを受け取った尹らが行動に移す。

 返還50年後の2047年、一国二制度が終わりを告げるとき、尹はまだ44歳。

 「不安でたまらない。とにかく、今の香港を守る。それが将来につながる」

 夢は何かと聞いてみた。「夢がない、希望もない、お金もない。可能なら大学に行きたいけど、就職のチャンスも狭まっている」

 香港に移住する中国本土出身者のことが念頭にある。香港は毎年、5万人を本土から受け入れている。

 「毎日150人ずつ増えているんだ。それだけ僕たちのチャンスが奪われる」

 返還後30年で150万人が増えた計算になる。香港の人口の20%に相当する。

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