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米、完全停止改めて要求 イランのウラン濃縮

ホワイトハウスで演説するトランプ米大統領=1日、ワシントン(AP)
ホワイトハウスで演説するトランプ米大統領=1日、ワシントン(AP)

 【ワシントン=住井亨介】トランプ米大統領は1日、イランが核合意で定められた低濃縮ウランの貯蔵量上限を超過したことについて、「イランは火遊びをしている」と批判した。ホワイトハウスは、ウラン濃縮の完全停止を改めて要求する声明を発表し、「イラン指導層が行動を改めない限り、最大限の圧力をかけ続ける」と警告した。

 ホワイトハウスによると、トランプ氏は同日、フランスのマクロン大統領と電話で対応を協議した。

 ポンペオ米国務長官は声明で、「イランは核(開発)の野心を進める新たな一歩を踏み出した」と非難。ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はツイッターで、イランが核爆弾1個を製造するのに必要な時間「ブレークアウト・タイム」を短縮しようとしているとの疑念を示した。

 トランプ氏は、6月に起きたイランによる米無人偵察機の撃墜では、「(人的被害と)釣り合わない」としてイランへの軍事攻撃を撤回した。だが一方で、1日放送の米FOXニュースとのインタビューで「もし万一のことがあれば、われわれはより強力に(軍事攻撃を)実行できる」と述べるなど、武力行使の可能性は排除していない。

 また、トランプ政権は、ペルシャ湾周辺で相次ぐタンカー攻撃を「イランの責任」と断じ、原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡での船舶の安全確保を名目に、「イラン包囲網」の構築に力を入れている。

 そんな中で今回、イランがウラン濃縮をめぐっても譲歩しない姿勢を示したことは、ボルトン氏ら対イラン強硬派に勢いを与え、政権全体をさらなる強硬姿勢に向かわせる可能性がある。

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