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文氏も驚きだった米朝会談、「歴史的出来事」と称賛

板門店で対面するトランプ米大統領(左)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(中央)、韓国の文在寅大統領=30日(AP)
板門店で対面するトランプ米大統領(左)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(中央)、韓国の文在寅大統領=30日(AP)

 【ソウル=名村隆寛】板門店で初めて米朝首脳が会ったことは、米朝の仲介役を自負する韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領にとって「握手する姿だけでも非常に歴史的な出来事」と評価するほど喜ばしいことだったようだ。

 2月末の米朝首脳会談が物別れに終わって以来、文在寅政権の対北融和政策は行き詰まり、北朝鮮側からも「仲介役」であることを否定された。国際社会で相手にされない韓国では“韓国孤立論”という言葉さえ普通に飛び交っていた。

 板門店での米朝首脳の対面を前に、韓国の政府関係者やメディアは「南北米首脳会談」と称し、韓国の存在意義にこだわっていた。しかし、トランプ米大統領に同行した文氏は、前面には出ず、あくまでも脇役・仲介役に徹した。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長とは短く言葉を交わし、米朝両首脳を笑顔で見守っていた。

 トランプ氏と一緒に、金正恩氏を軍事境界線の北側に見送った文氏は「(北朝鮮の)非核化プロセスは一つの峠を越えた」と満足そうに語っている。文氏が評価したように、板門店から「歴史的な光景」が世界に発信されたことは事実だ。

 昨年の南北首脳会談やシンガポールでの初の米朝首脳会談も当時、「歴史的」と注目され、もてはやされた。だが、肝心の北朝鮮の核問題をめぐって実質的な進展は現在もない。歴史的な場面を見せる効果はあるものの「成果」は別のものだ。これまで米朝と南北は「平和のための握手」(文氏)とその光景の発信を繰り返してきたが、目立った成果はない。

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