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【日露首脳・共同記者発表詳報】(上) 安倍首相「平和条約交渉の乗り越えるべき輪郭は見えた」

 安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領は29日夜、大阪市内で行った日露首脳会談後、共同記者発表を行った。安倍首相の主な発言は次の通り。

 安倍首相「親愛なるプーチン大統領。改めて大統領の訪日を歓迎します。ここ大阪市は君のふるさとであるサンクトペテルブルク市の姉妹都市であり、また君が副市長だったときに訪れた街です。ゆかりの深いこの場所で迎えられたことをうれしく思います。

 先ほど『北極LNG2』への日本企業の参画が正式に決定した。ロシアが進める北極地域の開発と、わが国のエネルギー安定供給に貢献する協力が成立したことを歓迎します。また、ハバロフスクに日本の経験と技術を生かした予防医療診断センターを設立するため、日露双方が投資を決定しました。私が8項目の協力プランを提案して以来、3年間で200を超えるプロジェクトが生み出されており、今後もこのような互恵的な協力をさらに拡大していきます。

 2023年までに、相互訪問者をそれぞれ少なくとも20万人、計40万人にする目標を日露で共有しました。経済関係をより緊密にし、地方間や大学間などさまざまな交流を増やしていきたいと思います。

 そして大成功のうちに閉幕した日露交流年の閉会式の場で、私から史上初めてとなる「日露地域交流年」を来年から開始することを発表しました。大阪市とサンクトペテルブルク市は来年で姉妹都市40周年を迎えます。こうした交流が一層深まることはもちろん、両国の新たな交流が各地で生まれていくでしょう。

 さらに、日露間の交流を一層後押しするものとして、9月から8項目の協力プランに関与するロシア企業関係者などを対象に、新たに査証緩和を行います。ロシアのみを対象とした措置です。ロシアの465校の大学生らを対象とした査証手続きの簡素化も決定しました。両国関係の次世代を担う若者の交流の拡大を後押しします。

 先月末の日露外務・防衛閣僚協議(2プラス2)をはじめ、防衛当局間、海上警備当局間でさまざまな交流が行われており、安全保障分野でも両国の信頼醸成が深まっていることを歓迎します。また、日露両国は麻薬、サイバー、マネーロンダリングといった非伝統的で、グローバルな課題への対応でも協力を広げていきます。

 私とプーチン大統領は2018年11月にシンガポールで共に表明した1956年共同宣言を基礎として、平和条約交渉を加速させるとの決意の下で精力的に平和条約交渉が行われていることを歓迎し、引き続き交渉を進めていくことで一致しました。

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