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「履行放棄」を明言 イラン、核合意で設定の期限過ぎる

 イランの最高指導者ハメネイ師。5月29日にイラン最高指導者事務所が公開した(同事務所提供・AP)
 イランの最高指導者ハメネイ師。5月29日にイラン最高指導者事務所が公開した(同事務所提供・AP)

 【カイロ=佐藤貴生】イラン政府が保有する低濃縮ウランをめぐり、27日に貯蔵量が核合意の規定上限を超えるとした問題で、同国原子力庁の報道官は26日、「期限を過ぎたら濃縮作業を加速する」と述べた。貯蔵上限の超過は合意履行の放棄に当たり、欧米の反発が強まることは確実だ。大阪で28、29両日に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)でも主要議論になりそうだ。

 核合意は、イランが3・67%を超える濃縮度のウランを製造せず、貯蔵量も300キロ(六フッ化ウラン換算)までと規定。イラン原子力庁の報道官は26日、「(イランが設定した)期限は27日だ」とし、近く貯蔵上限を超えるとの見通しを示した。ロイター通信は27日、複数の外交官の話として、イランの貯蔵ウランは上限まで数キロを残すのみで、今週末にも規定を超過するとの見通しを伝えた。

 核合意ではイランの核開発制限に合わせ、欧米が経済制裁を解除することが定められたが、トランプ米政権が合意から離脱して制裁を再開。欧州でも企業が対イラン取引継続に消極的となり、合意履行は困難との見通しが強まっている。

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