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マクロン仏大統領初訪日 インド太平洋で中国に対抗、日印豪と海洋安保構築目指す 日本は「主要パートナー」

 【パリ=三井美奈】フランスのマクロン大統領が26、27の両日、日本を公式訪問する。大阪で28日に始まる主要20カ国・地域(G20)首脳会議を前に安倍晋三首相と会談し、インド太平洋で中国の覇権拡大に対抗し、日仏の安全保障協力を確認したい構えだ。日産自動車と仏ルノーの日仏連合の支援も議題になる。

 マクロン氏の訪日は就任以来、初めて。訪問中、天皇陛下と会見する。トランプ米大統領に次ぎ、外国元首として2人目になる。

 マクロン政権は、対中接近を進めた前社会党政権の外交を修正し、インド太平洋の安全保障への積極関与を鮮明にしている。日本、インド、オーストラリアの3カ国を軸に海洋安保の構築を目指す方針で、仏大統領筋は「日本は主要パートナー。フランスは、南シナ海の『航行の自由』と国際法に基づく秩序を求めている」と述べた。同筋によると、日仏首脳会談では自衛隊と仏軍との物品相互提供、エネルギー開発などの協力関係を定めた5カ年計画に合意する予定。

 中国がアジア、アフリカで巨大経済圏構想「一帯一路」を進める中、途上国が借金漬けになる「債務のわな」の防止策も課題になる。フランスは今年、先進7カ国(G7)の議長国で、G20議長国の日本と連携して、インフラ投資の透明性確保を打ち出したい構えだ。マクロン氏の訪日には、ルメール経済・財務相、ルノーのスナール会長も同行する。

 フランスはインド太平洋にニューカレドニアなど海外領土を保有し、約8千人の兵力を展開している。今春、空母シャルル・ドゴールを太平洋に派遣。海上自衛隊の艦隊と共同訓練を行った。

 また、フランス海軍のフリゲート艦「バンデミエール」が、4月に台湾海峡を航行した。中国が抗議したが、仏大統領府は「国際法に基づく航行の自由は、今後も主張し続ける」としている。

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