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アニメ「めぐみ」の授業活用進まず 上映高校15% 未把握自治体も半数 産経新聞アンケート

北朝鮮に拉致された横田めぐみさん
北朝鮮に拉致された横田めぐみさん

 北朝鮮による拉致問題の解決へ若年層の理解を深めようと、横田めぐみさん(54)=拉致当時(13)=を題材に作成されたドキュメンタリーアニメ「めぐみ」について、全国の都道府県や政令市の約半数が、各地域内の公立小中高校での上映実態を把握していないことが24日、産経新聞の調査で分かった。実態を把握する残り半数の自治体でも平成30年度、高校での上映の割合が14・5%にとどまったことも判明した。

 政府は拉致解決を最重要課題とし、アニメも活用した教育現場での啓発を打ち出しているが、活用の全体像を、十分につかめていない懸念が浮上した。

 「めぐみ」は、政府の拉致問題対策本部が子供に親しみやすいアニメで拉致の理解につなげるため、20年に制作。めぐみさんの救出活動に奔走する父、滋さん(86)と母の早紀江さん(83)の姿を描き、DVD約4万枚が全国の小中学校、高校、特別支援学校に配布された。

 産経新聞は今年4~5月、47都道府県と20政令市の教育委員会にアンケートを実施。30年度にアニメ「めぐみ」を教育課程(社会や道徳など)で上映した小中高、特別支援学校の数などを尋ねた。

 上映校数を把握していたのは47都道府県で28自治体、20政令市では10自治体。これらの自治体における高校での上映状況は、都道府県立で1952校中286校(14・7%)、政令市立では54校中4校(7・4%)だった。合計では2006校中290校(14・5%)まで下がった。

 都道府県と政令市の特別支援学校は518校中47校(9・1%)。中学校(政令市)で742校中135校(18・2%)、小学校(同)は1238校中265校(21・4%)だった。

 全般的に低調だが、大阪府(152校中67校、44・1%)、長崎県(67校中28校、41・8%)、熊本県(52校中25校、48・1%)など、高校で4割を超える自治体もあった。

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