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米大統領選、貿易や移民が争点 スラシック教授が見通し

 米政治評論家で中西部オハイオ州にあるヤングスタウン州立大学の政治・国際関係学部長、ポール・スラシック教授は19日までに東京都内で産経新聞の取材に応じ、来年11月の米大統領選について、トランプ大統領が仕掛けた米中貿易戦争によって貿易問題や、移民問題が争点になるとの見通しを示した。

 --大統領選で注目する議論は

 「貿易問題は前回の2016年大統領選よりも重要な争点になるだろう。かつて(ラストベルトと呼ばれる工業が衰退した地域の)中西部で議論されていたが、現在は国家的な課題だ。貿易と保護主義が議論されるだろう」

 「トランプ氏は米中貿易戦争を仕掛けた。有権者の多くはどちらかというと支持している。自由貿易主義者のバイデン前副大統領が民主党大統領候補になれば、前回選挙で約束した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)離脱を実行したトランプ氏にとっては有利だ。また、移民問題も争点になるだろう」

 --有権者の動向は

 「高等教育を受けていない労働者階級の白人が今でも有権者の多数を占める。労働者階級の民主党員たちが、共和党の政策に寄ってきている。民主党は労働者階級の支持を取り戻さなければならない。一方、低い税負担を求める上位中流階級の共和党員がトランプ氏と対立する民主党寄りになっている」

 --バイデン氏をどうみるか

 「小さな東部デラウェア州で上院議員に選ばれたが厳しい選挙戦の経験がない。聴衆をつかむオバマ前大統領のような優れた選挙活動はできないだろう。一方、トランプ氏の集会はスポーツイベントのようで、歓喜に包まれている。前回大統領選の勝利以降も集会を続けていて、驚くべきエネルギーだ」

 --トランプ氏が南部フロリダ州で選挙運動を本格始動させた

 「最も重要な激戦州だ。トランプ氏は、フロリダを落とせば大統領選を勝ち抜くことはできない」

(坂本一之、岡田美月)

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