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【イタリア便り】「空飛ぶタクシー」実現目指す

 イタリア北部トリノで、欧州航空機大手エアバスなどが進めるプロジェクトが始まっている。市当局やトリノ工科大、自動車のデザイン会社も参画する「空飛ぶタクシー」の実現を目指すプロジェクトだ。

 イタリア紙レプブリカが4月、このプロジェクトについて取り上げた。同紙がトリノ市議の話として伝えたところでは、機材はパイロットによって遠隔操縦される仕組みで、将来的には自動航行で人や物を運ぶ構想を実現させたい考えだ。

 折しも5月には欧州連合(EU)欧州委員会が、ドローン(無人機)の運用に関する規制を発表した。事業者や趣味で飛ばす人たちなど操縦する全ての人が対象になる。発表によれば、操縦者は2020年以降、加盟各国で当局への届け出が必要になるという。

 今後、「空飛ぶタクシー」の安全性や経済的効果が証明されれば、各国で人を運べるドローンの研究開発が加速していくだろう。市街地での低空飛行などを実現させるための法整備も進めなくてはならない。

 英BBC放送でも17年にアラブ首長国連邦のドバイで、人を乗せたドローンの試験航行が行われた話題を取り上げていた。ドローンが約100キロの人を乗せて30分間移動したという話だ。日本での研究も積極的に進められることを望む。(坂本鉄男)

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