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「圧力外交」成功でトランプ氏自信 米中協議は難航

(左から)トランプ米大統領、メキシコのロペスオブラドール大統領(ロイター)
(左から)トランプ米大統領、メキシコのロペスオブラドール大統領(ロイター)

 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は、不法移民対策の強化を求めてメキシコに関税の圧力をかけ、同国に国境警備強化などを約束させる成果を上げた。関税発動を交渉カードに昨年、北米自由貿易協定(NAFTA)見直しにこぎ着けたトランプ氏は、圧力外交で譲歩を勝ち取る交渉手腕に自信を深めているが、中国との貿易協議では手を焼いている。

 米自動車大手メーカーでつくる米自動車政策評議会は7日、「米政権の決定に感謝する」との声明を発表し、メキシコの工場からの対米輸出に関税適用が回避されたことを歓迎した。

 米政府は自動車関税を課すと脅し、昨年秋はカナダなどとNAFTA見直し合意に持ち込んだ。今回、本来は貿易是正措置の関税を移民問題に絡める異例の手段に出たが、メキシコが南部国境地帯への警備隊の配置などを提案。トランプ氏は「不法移民流入が激減する」と勝ち誇っている。

 一方、米国が大規模関税を課した中国との協議は圧力路線が結実していない。トランプ氏は、今月下旬の米中首脳会談が決裂すれば対中関税を拡大する構えだが、世界経済に冷や水を浴びせかねない関税カードを駆使した戦略に、各国が懸念を深めている。

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