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豪州警察が公共放送を捜索、軍の疑惑報道で

 【台北=田中靖人】オーストラリアの連邦警察は5日、公共放送ABCの本社(シドニー)に家宅捜索に入った。同社は2017年、アフガニスタンに派遣された豪州軍が市民を殺害した疑惑を報道。連邦警察は声明で、国防省の機密資料の公表が連邦犯罪法違反の疑いがあるとした。警察は4日にも政府の内部情報を報じた記者の自宅を捜索しており、反発が広まる可能性がある。

 現地報道によると、ABCのアンダーソン社長は「報道の自由への法律上の懸念を引き起こす深刻な事態だ」とする声明を発表した。同社は17年7月、豪州の特殊部隊がアフガンで子供や非武装の市民を殺害した事案を報道。警察は当時の国防軍司令官と国防相代行から機密情報を入手した疑いで、記者らの電子メールなどを捜索したという。

 豪州では4日、国防相や内相が軍のサイバー部門に一般市民のメールや銀行記録の傍受を認める案を検討していると4月に報じた豪ニューズ・コープ社の女性記者宅を捜索したばかり。

 英国訪問中のモリソン首相は記者団に「豪州には報道の自由への明確なルールと保護がある」と強調する一方、「国家の安全保障にも明確なルールがあり、誰もが法律に合致した行動を取るきだ」と述べた。

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