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あす天安門事件30年 強まる報道規制

天安門広場前に駐車された特殊警察の車両=3日、北京(共同)
天安門広場前に駐車された特殊警察の車両=3日、北京(共同)

 【北京=藤本欣也】中国で学生らの民主化運動が武力弾圧された天安門事件から、4日で丸30年となる。当局は天安門広場への外国メディアの立ち入りを認めない報道規制を敷くなど、厳戒態勢で臨んでいる。

 北京中心部の天安門広場に入るには通常、入り口の検査場で身分証の提示が求められる。3日、観光客らは身分証のチェックを受けた後で広場に入っていったが、記者(藤本)は立ち入りを拒否された。

 抗議すると、係官は「記者が広場に入るには関係機関の許可が必要だ」と説明した。当局は、昨年も6月4日の前に外国メディアを広場から閉め出した。

 広場周辺には私服を含め多数の警官が配置されていた。立ち止まっただけでイヤホンを付けた男が近づいてくる状況だ。

 1989年6月3日深夜から4日未明にかけて人民解放軍部隊と市民が衝突、多数の死傷者が出た天安門広場西の木●(=木へんに犀)地(もくせいち)でも3日、地下鉄駅構内やその周辺に多数の警官が配置された。遺族らによる追悼活動を警戒した措置とみられる。

 また、当局による民主活動家や人権活動家への監視活動も厳しさを増している。北京を離れるよう強要された人や、消息不明になった関係者も少なくない。

 こうした中、中国の魏(ぎ)鳳(ほう)和(わ)国務委員兼国防相は2日、訪問先のシンガポールで、人民解放軍が民主化運動を武力弾圧したことについて、社会の安定を保った「正しい決定だった」と正当化した。

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