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「天安門の屈辱、中国を変えた」 仏の元駐中国大使

 「中国は80年代、外国から学ぼうという姿勢だった。天安門事件後の米欧の制裁でも屈辱を受けたと感じ、国家主義に傾いた。共産主義というイデオロギーの時代が終わり、今の指導者が国民に示せるものは『われわれは世界で尊敬される偉大な国だ』ということしかなくなった」と述べた上で、「中国は一見、開かれたように見えるが、現実には以前より閉鎖的になった」とも分析した。

 トランプ米政権の発足後、中国は欧州と関係を強化しようとしたものの、フランスやドイツは中国による投資や安全保障の影響力拡大に警戒を強めている。

 マルタン氏は「中国とトランプ政権は似ている。制裁を受けたら、制裁で返す。米中は互いに屈辱を受けたと感じ、対抗している」と指摘。「米中貿易戦争の中、欧州は自己防衛しなければならない。マクロン仏大統領は対中政策を硬化させたとみられているが、変わったのは国際情勢の方だ」とした上で、「アジアで緊張が高まる中、フランスは一方に肩入れして、事態を悪化させないことが重要だ」と話した。

■クロード・マルタン氏  仏国立東洋言語文化研究所で中国語を専攻。国立行政学院在学中の1964年、在中国大使館に赴任。90~93年に駐中国大使を務め、中国に計約12年駐在した。74歳。

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