PR

ニュース 国際

蘇る「セウォル号事故」 ハンガリー遊覧船沈没で文政権が即座に動いた背景

 【ソウル=桜井紀雄】ハンガリーのドナウ川で遊覧船が沈没し、多数の韓国人観光客が死亡、行方不明になった事故で、乗客は幼い女児や高齢者を含め、家族で欧州旅行を楽しんでいた人がほとんどだった。韓国政府は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が救助や被害者支援に総力を挙げるよう指示するなど、迅速な対応に出た。韓国では、多数の犠牲者を出した旅客船セウォル号事故の痛ましい記憶があるためだ。

 30日に記者会見した韓国の旅行社によると、遊覧船に乗っていた韓国人のうち、30人が団体旅行客で、1人が同社の添乗員だった。ほとんどが家族連れで、9グループが乗船。中には、6歳の女児や70代の高齢男性もいた。多くが40~50代だとみられる。

 首都ブダペストの川岸からは、荘厳な国会議事堂やブダ城など、世界遺産に指定された景観が楽しめ、韓国人旅行者からも人気を集めていた。

 同社担当者は「現地では雨が降っていたが、遊覧船は通常運航していた」と説明。乗客らが救命胴衣を着ていたかについては「通常、着用するようにしているが、当時、着ていたかは把握できない」と語った。

 現地からの報道によると、当時は風雨が強かった。現地当局が救助作業を続けているが、川の流れが速く難航。搭乗者の一部はかなり下流で見つかったという。

 文氏は30日朝、大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長から報告を受け、ハンガリー政府と協力し、「使えるあらゆる資源」を総動員して救助活動に当たるよう関係部署に指示。外務省は、康京和(カン・ギョンファ)外相を本部長とする対策本部を立ち上げ、支援チームの現地への急派を決めた。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ