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【環球異見】台湾で同性婚法成立 中国紙「民進党は独立を宣伝」

 同紙は、「民進党の『舌とのど(代弁者)』である一部のメディアが法案をめぐる論争を無視し、『愛と人権』ばかりを絶えずアピールした」などと的外れな批判を展開。さらに、民進党の蔡英文総統が、「互いに寛容でなければならない」と訴えたのは、民意が割れていることへのごまかしだ、などと評した。

 さらに「台湾独立勢力の代弁者のメディア」が、台湾は同性婚を合法化したアジア初の「国家」だと騒ぎ立てていると非難した。

 台湾では法案反対派との折衷案として同性の「結婚」「婚姻」ではなく「結合(夫婦として結ばれるの意)」との言葉を法案に盛り込む動きも出たが、推進派は「『一国二制度』はいらない」と訴えた。異性同士の「結婚」と同等のものとして認めよとの主張だが、中国の習近平国家主席が両岸(中台)統一の方法として台湾に受け入れを迫る「一国二制度」への嫌悪感もにじむ。こうした推進派の主張に対し、環球時報は「同性婚問題を利用して一国二制度に汚名を着せた」と反発した。

 一方、人民日報(海外版)は中国国内で遮断されているツイッターの英文アカウントで、「中国台湾の地方議員」がアジアで初めて同性婚を合法化したと伝えた。これに対し台湾の呉●燮(ご・しょうしょう)外交部長(外相に相当)は「大間違いだ! 台湾は民主国家で、独裁国家の中国とは無関係だ。人民日報は共産党の洗脳マシンだ」と反論ツイートした。

 中国当局は1997年まで同性愛者を「流氓(りゅうぼう)罪」として犯罪者扱いしていた。近年も人権団体が「一部の病院は同性愛を治療可能な疾患として治療している」と指摘するなど、LGBTへの偏見が色濃く残る。共産党は、国内に5千万人以上いるとされるLGBTが、自らの権利を求める動きを体制変革の要求につながる火種として警戒しているようだ。(北京 西見由章)

●=刊の干を金に

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