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モリソン首相、キリスト教保守「親しみやすい父親」

19日、オーストラリア東部シドニーで、支持者を前に勝利宣言するモリソン首相(AP)
19日、オーストラリア東部シドニーで、支持者を前に勝利宣言するモリソン首相(AP)

 昨年8月の首相就任後、逆風で臨んだ初めての選挙の勝利を素直に「奇跡」と喜んだ。就任の契機となった与党、自由党内の政局は自らが仕掛けたものではなく、党首選の第1回目投票では次点、決選投票での勝利も妥協の産物とみなされた。選挙戦では党有力者が選挙区に張り付く中、「ワンマン・バンド」(ABC放送)と評されるほど奮闘。小学生の娘2人も動員し、「親しみやすい父親」像を演出した。

 警察官の父の下、シドニーで生まれ、幼少期に子役を経験した。男子高校を経て大学卒業後は調査畑の公務員に。ニュージーランドの観光局に転職し、豪州政府観光局長から2007年に政界に転じた。

 キリスト教保守の価値観が強く、アボット政権下の移民担当相時代は難民船を洋上で阻止、海外施設に収容する強硬策を主導した。同性婚反対論者で、ターンブル政権では閣僚ながら政府の容認法案の採決を棄権。議場に石炭を持ち込み「これが怖いか」と気候変動で批判される炭鉱業を擁護したこともある。

 昨年11月に北部ダーウィンで会談した安倍晋三首相を「本物の知恵があり、非常に有益で頼りになる」と称賛した。19日の勝利宣言では自国を礼賛する言葉を連呼し、トランプ米大統領をほうふつさせた。

 愛称は名前のスコットと姓のモリソンを合わせた「スコモ」。10代に知り合った妻と娘2人。51歳。

(メルボルン 田中靖人)

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