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イラン産燃料油、中国に荷降ろしか 瀬取りなど疑いも ロイター報道

イラン産燃料油が中国で秘密裏に荷降ろしされた疑惑が報じられた(ロイター)
イラン産燃料油が中国で秘密裏に荷降ろしされた疑惑が報じられた(ロイター)

 【カイロ=佐藤貴生】ロイター通信は18日までに、所有者不明のタンカーの航路を追跡したデータに基づき、イランを原産地とする燃料油約13万トンが中国浙江省舟山市付近に運ばれたと報じた。積み荷を海上で別の船に移し替える「瀬取り」などが行われ、トランプ米政権が発動したイラン産原油の全面禁輸に違反した疑いがあるとしている。

 ロイターによると、このタンカーの名称は「マーシャルZ」。金融情報やリスク管理などのサービスを提供する民間企業のデータから航路を追跡し、動きを分析した。その結果、1月にアラブ首長国連邦(UAE)の沖合で大型タンカーからイラン産燃料油を荷受けすると、同月下旬にマレーシア沖で別の船に積み替えた。その後、3月下旬までに積み戻し、香港経由で今月12日に舟山市近くの港湾施設で荷を降ろしていた。出荷に関する文書には、燃料油はイラク産と記されていたという。

 米国務省報道官は17日、報道へのコメントを避けながら「イランの原油や石油化学製品に関し、制裁実施に取り組んでいる」と述べ、制裁違反には相応の対応を取る考えを示した。

 中国はイラン産原油の最大輸入国。日本と同様、禁輸の適用除外措置が2日に打ち切られ、輸入が全面的に禁じられた。ただ、イランの石油省次官は今月上旬、原油を「グレーな市場」に売っていると発言。瀬取りなどの手法で米の監視の目を逃れ、輸出を続けているとの見方が出ていた。

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