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豪州、野党が僅差で優位 総選挙18日投開票、6年ぶり政権交代か

16日、シドニー郊外で、演説する野党、労働党のショーテン党首(田中靖人撮影)
16日、シドニー郊外で、演説する野党、労働党のショーテン党首(田中靖人撮影)

 【キャンベラ=田中靖人】オーストラリアの総選挙は17日、選挙戦を終えた。18日の投開票を控えた連邦議会下院(定数151)選は最大野党、労働党が与党、保守連合(自由党、国民党)に僅差で優位を保っており、6年ぶりの政権交代が実現するかが焦点。ただ、複数の接戦区で与党候補が追い上げており、いずれの政党も過半数に届かない可能性も指摘される。

 「未来への扉は半分、開かれている。皆さんの投票が今ほど重要だったときはない」

 労働党のショーテン党首は16日、選挙戦最後の演説をシドニー郊外で行った。「影の内閣」の複数の「閣僚」を引き連れ、支持者約500人を前に「変化のために投票を」と連呼し、政権交代を呼びかけた。

 労働党は深刻化する干魃(かんばつ)を受けて気候変動対策を強調、中低所得者向け減税や福祉策を訴えてきた。会場を訪れた大学職員、スーザン・ジャーメインさん(63)は「労働党は大企業ではなく庶民を大切にする。極右の自由党は気候変動(の存在)を認めようとすらしない」と話した。

 一方、自由党党首のモリソン首相は同日、キャンベラのナショナル・プレスクラブで記者会見し、「今は変化のときではない」と訴えた。モリソン氏は同日付の地元紙に、労働党の公約は「大きな政府が全ての問題を解決する思想だ」と批判。選挙戦終盤には労働党からの富裕層優遇批判に対し、若年層を想定した住宅ローンの条件緩和を打ち出して巻き返しを図った。

 オーストラリアン紙は17日付で、労働党、自由党双方の幹部が、自陣営が過半数に達しない可能性を認めたと報じた。

 18日は上院(定数76)の半数改選議席も投票される。

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