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紛争の傷跡残る北アイルランドで新たな過激派の動き

9日、ベルファスト中心部で描かれたマッキーさんの壁画を撮影する男性。「(この状況は)良くなっていく」などとの希望のメッセージが添えられている(板東和正撮影)
9日、ベルファスト中心部で描かれたマッキーさんの壁画を撮影する男性。「(この状況は)良くなっていく」などとの希望のメッセージが添えられている(板東和正撮影)
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 迷走する英国の欧州連合(EU)離脱交渉の影響で、英領北アイルランドの情勢が不安定さを増している。4月18日には、過去の紛争でテロ行為を繰り返したカトリック系のアイルランド共和軍(IRA)を想起させる新たな過激派「新IRA」による暴動が西部ロンドンデリーで発生。暴動を取材した女性記者、ライラ・マッキーさん(29)が撃たれて死亡した。離脱交渉の難題である国境問題を抱える北アイルランドで、現地の不安の声を聞いた。

 「本当にショックな事件だった…」

 北アイルランドの中心都市、ベルファスト。マッキーさんが撃たれた事件発生時、現場近くにいたというマイケル・キンセラさん(57)が取材に応じ、重い口を開いた。

 キンセラさんはカトリック系の住民だが、かつて対立していたプロテスタント系の住民と協力し、両派の相互理解を進める和平活動に従事している。キンセラさんは、和平活動を乱しかねない新IRAの存在を警戒する。新IRAは、1998年の和平合意前にプロテスタント系と武力闘争してきたIRAから分離した存在だからだ。新IRAは今年1月にロンドンデリーで発生した自動車爆発の事件にも関与したとされ、不気味な存在感を示す。

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