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サウジ原油施設に無人機攻撃 イエメンのシーア派民兵組織か

【カイロ=佐藤貴生】サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は14日、首都リヤド西方の原油パイプラインのポンプ施設2カ所が爆発物を積んだ無人機の攻撃を受けたと述べた。これに先立ち、隣国イエメンのイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」のテレビ局は同日、無人機7機でサウジを攻撃したと伝えた。

 トランプ米政権が空母や爆撃機などをペルシャ湾周辺に相次いで派遣し、シーア派大国イランとの軍事的緊張が高まる中、今後も中東諸国に点在するシーア派民兵組織が米やその友好国などに攻撃を仕掛ける可能性がある。

 攻撃を受けたのは、サウジの産油地帯がある東部から西部の紅海沿いの港へ原油を送るパイプラインで一時、使用が停止された。アラブ首長国連邦(UAE)は12日、同国の沖合で商船4隻が「破壊工作」による攻撃を受けたと発表したが、2隻がサウジの原油タンカーだったとされる。

 ファリハ氏は14日、「これらの攻撃は、私たちがフーシ派を含むテロ組織と対決することが重要だと改めて証明した」と述べた。

 一方、イランのザリフ外相は同日、訪問先のインドでUAE沖の攻撃について、「緊張を高めるため何者かがこうした動きに出ると以前から予測していた」と述べて自国の関与を暗に否定、イランに責任を負わせる動きを牽制(けんせい)した。

 フーシ派はイランと深い関係にあるとされ、15年にイエメン内戦に軍事介入したスンニ派大国サウジなどは、暫定政権側を支援してフーシ派と戦ってきた。

 イランはシリア内戦でアサド政権を支援してきたほか、イエメンやレバノン、イラクのシーア派民兵組織も支援してきたとされ、これらの勢力はそれぞれの国内で政治的な影響力も有している。

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