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中国は日本にも「浸透工作」 偽情報・選挙干渉は最大の危機 頼清徳氏インタビュー詳報

台湾の頼清徳(らい・せいとく)前行政院長=5月10日、東京都内(矢板明夫撮影)
台湾の頼清徳(らい・せいとく)前行政院長=5月10日、東京都内(矢板明夫撮影)

 来年1月の台湾総統選に出馬を表明している与党・民進党の頼清徳(らい・せいとく)前行政院長が産経新聞のインタビューに応じ、「中国による統一攻勢が強化され、台湾の主権と民主主義は危機的な状況にある」などと語った。中国は日本に対しても「浸透工作」を行っており、中国の脅威に対抗するために日台が協力態勢を築くことが重要だと訴えている。頼氏との一問一答は次の通り。

 --今回の訪日の目的は

 頼清徳前行政院長 在日台湾人団体の要請を受けて講演するために来た。同時に、私は中国の脅威に対応するために、日本との協力関係構築が不可欠だと考えている。選挙前に日本の友人たちと外交や安全保障について意見を交換したかった。台湾は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加を目指しており、TPPを主導している日本に協力を要請することも目的の一つだ。

 短い訪問期間だが、3人の元首相や30人以上の国会議員と会談した。皆さんが台湾に対する高い関心を持ち、ほとんどの人が台湾を支持してくれたことにたいへん感動している。

民主主義陣営に軸足

 --なぜ総統選に立候補したのか

 頼氏 中国の習近平政権が台湾に対する軍事的、外交的な圧力を強めており、台湾の主権と民主主義は危機的な状況にある。

 昨年11月の統一地方選で私たちの民進党は大敗した。このままでは中国の統一攻勢を受け入れる中国国民党が政権をとり、台湾は中国に併呑(へいどん)されてしまう。私はこうした危機感から立候補し、民進党を立て直したいと考えている。

 来年の総統選は、民進党にとって負けられない選挙だ。国際社会の普遍的な価値観である民主主義を選ぶか、それとも中国の独裁的な政治手法を選ぶか-を決める選挙だともいえる。

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