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ロシア疑惑で米司法長官証言 大統領の司法妨害「証拠ない」

 【ワシントン=塩原永久】ロシアによる米大統領選への干渉疑惑で、バー司法長官が1日、上院司法委員会の公聴会で証言した。トランプ大統領が当局の捜査を妨げたとの疑いについて、バー氏は「証明する十分な証拠がない」と指摘。司法妨害の有無について、確定的な判断を避けたモラー特別検察官の捜査報告書の結論を擁護した。

 米メディアは前日、報告書の内容をまとめたバー氏の議会宛て書簡について、モラー氏が「報告書の文脈や本質を反映していない」と不満を表明する書簡を、バー氏に送っていたと報道。公聴会では民主党から、トランプ氏が不利にならないように、バー氏が報告書の内容をゆがめて議会に伝えたとの批判が相次いだ。

 バー氏はモラー氏から書簡を受け取ったことは認めたが、議会宛て書簡は「司法省とモラー氏の法律顧問が(事前に)相談して作ったものだ」として、民主党側の批判に反論した。

 バー氏は一連の疑惑に関し「当局に訴追可能な証拠があるとは考えていない」とも指摘。「司法省の仕事は終了した」と述べて捜査結果について、米国民の判断に委ねるべきだとの認識を示した。ロシア疑惑をめぐる議会証言は、モラー氏の捜査報告書が先月中旬に公表されてから初めて。

 一方、バー氏は2日に予定されていた下院司法委員会での公聴会を欠席。ナドラー委員長(民主党)はこれを非難し、議会無視を続ければ責任を取らせると述べた。今後は民主党とバー氏との対立が先鋭化する可能性がある。

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