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露干渉疑惑で米司法長官が証言 大統領の司法妨害を改めて否定 「証拠ない」

4月18日、米首都ワシントンで、記者会見するバー司法長官(AP)
4月18日、米首都ワシントンで、記者会見するバー司法長官(AP)

 【ワシントン=塩原永久】ロシアによる米大統領選への干渉疑惑で、バー司法長官が1日、上院司法委員会の公聴会で証言した。トランプ大統領が当局の捜査を妨げたとの疑いについて、バー氏は「証明する十分な証拠がない」と指摘。司法妨害の有無について、確定的な判断を避けたモラー特別検察官の捜査報告書の結論を擁護した。

 米メディアは前日、報告書の内容をまとめたバー氏の議会宛て書簡について、モラー氏が「報告書の文脈や本質を反映していない」と不満を表明する書簡をバー氏に送っていたと報道。公聴会では民主党から、トランプ氏が不利にならないように、バー氏が報告書の内容をゆがめて議会に伝えたとの批判が相次いだ。

 バー氏はモラー氏から書簡を受け取ったことは認めたが、議会宛て書簡が「司法省とモラー氏の法律顧問が(事前に)相談して作ったものだ」として、民主党側の指摘に反論した。

 バー氏は一連の疑惑に関連して、「当局に訴追可能な証拠があるとは考えていない」とも指摘。「司法省の仕事は終了した」と述べて、捜査結果について、米国民の判断に委ねるべきだとの認識を示した。

 バー氏は1日の証言後、2日に予定されていた下院司法委員会での公聴会を欠席すると表明した。ただ、民主党はバー氏を追及する姿勢を崩しておらず、今後はバー氏との対立が先鋭化する可能性がある。

 ロシア疑惑をめぐる議会証言は、モラー氏の捜査報告書が先月中旬に公表されて以降、初めて。捜査報告書は、選挙を有利に運ぶ狙いで、トランプ陣営がロシアと共謀したとの疑惑を否定。捜査妨害が疑われた10の事例を検証し、「トランプ氏が罪を犯したと結論づけないが、免責するものではない」と言及していた。

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