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スペイン新興極右が躍進 総選挙、首相の左派第1党

新興極右政党ボックス(VOX)の本部で支持者に演説するアバスカル党首=28日、マドリード(AP)
新興極右政党ボックス(VOX)の本部で支持者に演説するアバスカル党首=28日、マドリード(AP)

 【マドリード=三井美奈】スペイン総選挙は28日に投開票され、中央選管の発表(開票率99%)でサンチェス首相の中道左派与党「社会労働党」が下院(定数350)で123議席を獲得して第1党になった。極右新党「ボックス」(VOX)は、24議席を獲得。1978年のスペイン民主化後、初めて極右が下院に進出した。

 サンチェス首相は29日未明、「国民はわが党が国を主導することを選んだ」と勝利宣言し、連立協議を始める意向を示した。急進左派「ポデモス」とあわせて、左派陣営は約165議席で過半数に満たなかった。

 第2党となった中道右派の最大野党「国民党」は66議席で、2016年の前回選挙(137議席)の半数以下に低迷。シウダダノス、VOXとあわせた右派3党の合計は147議席にとどまった。VOXの台頭で主要5党が票を分け合う形となった。

 選挙では、カタルーニャ自治州の独立派2党が合計で22議席を獲得した。2党が連立交渉に加われば、独立問題が再燃しかねず、サンチェス首相は当面、バスク自治州などの少数政党に協力を求めるとみられる。

 VOXは13年に発足。16年の前回総選挙で得票は1%未満だった。17年のカタルーニャ州の独立宣言で国家分裂への危機感が広がる中、独立派の封じ込めを訴えて支持を拡大。国民党内の保守派票を奪った。不法移民の強制送還、イスラム過激派のモスク閉鎖も主張した。総選挙の投票率は76%。16年の前回選挙より10ポイント上昇した。

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