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北アイルランド自治政府の発足協議開始へ

 【ロンドン=板東和正】メイ英首相とアイルランドのバラッカー首相は26日、不在状態が続いている英領北アイルランド自治政府を発足させるため、協議を開始すると表明した。5月7日に初回の協議が開かれる。北アイルランドでは、プロテスタント系とカトリック系勢力の根強い対立から2年以上前に自治政府が崩壊。情勢の改善に向け、自治政府による統治が必要と判断したとみられる。

 北アイルランドでは、1960年代以降、英国統治を望むプロテスタント系、アイルランド島の統一を目指すカトリック系勢力の対立が激化し、3千人以上が死亡。98年に和平合意し、両勢力による自治政府が統治してきた。しかし、両勢力はエネルギー政策をめぐり17年1月に再び対立し、和平を支えてきた自治政府は崩壊した。

 情勢が不安定になる中、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐり、アイルランド国境問題が取り沙汰され、紛争の再燃が懸念されていた。今月18日には、西部のロンドンデリーでカトリック過激派とみられる暴動が発生。現場に居合わせた女性記者が撃たれて死亡した。

 メイ、バラッカー両氏が26日に発表した共同声明では、死亡した女性記者に敬意を示した上で「協議の目的は、和平合意に基づいた民主主義の制度を素早く再構築することにある」と強調。自治政府の発足を急ぐ考えを示した。 

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