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金正恩氏のロシア接近、トランプ氏は想定内…長期戦の構え

北朝鮮をめぐる各国の動き
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 【ソウル=桜井紀雄、ワシントン=黒瀬悦成】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は25日、ロシアのプーチン大統領との初会談で「地域情勢の共同管理」を強調した。停滞した対米非核化交渉でロシアを「後ろ盾」に引き込む狙いだ。トランプ米政権もそうした北朝鮮の戦術を見越し先手を打った。米朝ともに非核化問題で一歩も譲歩せず、長期戦の構えを見せている。

 閣僚らを交えた拡大会合の冒頭、金氏は「世界が注視する朝鮮半島情勢」について「戦略的に安定を図り、共同で管理していく問題で踏み込んだ意見」を交わすのが会談目的だと語った。プーチン氏との単独会談でも半島政策を「共同で調整・研究していく」と強調した。ロシアに非核化や対北制裁問題を含む半島政策で責任を持って積極的にかかわってほしいとのメッセージにほかならない。

 中国の習近平国家主席との1月の会談後、北朝鮮は半島情勢の管理と非核化交渉を「共同で研究・操縦していく問題」を協議したと発表したが、北朝鮮は、米国との貿易交渉を抱える中国が制裁緩和を強く後押ししなくなったとみる。金氏のメッセージからは、ロシアが大国として制裁解除の正当性を主張すべきだとの訴えがみて取れる。

 拡大会合には、李容浩(リ・ヨンホ)外相のほか、2月の米朝首脳会談の物別れ直後から存在感を増した崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官が同席したが、対外交渉を統括し、米朝・南北会談や訪中には必ず同行してきた金英哲(ヨンチョル)党副委員長の姿はなかった。韓国の情報機関は、金英哲氏が工作部門の党統一戦線部トップから外れたと分析する。

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