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【国際情勢分析】法王、11月にも長崎でメッセージ 核軍縮前進へ強い思い 

 発足から70周年を迎えた北大西洋条約機構(NATO)の加盟国は、ロシアの武力行使に対して米国の核兵器が抑止力となっている。アジアでは、中国や北朝鮮による核攻撃のリスクにさらされる日本や韓国が、米国が持つ核兵器の抑止力によって守られている実態もある。また、冷戦時代のような米国とロシアによる軍拡競争や、その後の核兵器削減の枠組みは、中国の台頭によって大きく変わることになる。

 中国が今年3月に開いた国会に相当する全国人民代表大会(全人代)で、2019年の国防予算は前年比7・5%増の約1兆1899億元(約19兆8000億円)とされた。00年予算の10倍近くに達する規模で、中国人民解放軍は兵器の量的拡大だけでなく高度化にも注力し、米軍への対抗を意識している。

 米軍関係者は「中国が軍事費で米国を抜くことも予想される」と指摘する。中国が核兵器の増強を進めれば、米露に中国を加えた3カ国による軍拡競争を引き起こす可能性もある。核保有大国が増えれば核兵器削減に向けた国際議論が複雑になるのは必至。核軍縮の機運は乏しくなる。

 バチカンは、国連で17年に採択された核兵器の開発や保有などを禁止する「核兵器禁止条約」に批准している。法王の核軍縮に向けたメッセージが世界のリーダーにどう伝わるか、注目を集める。(外信部 坂本一之)

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