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ノートルダム、なぜ燃えた? 文化財専門の建築家に聞く

パリで、火が上がるノートルダム寺院=15日(タス=共同)
パリで、火が上がるノートルダム寺院=15日(タス=共同)
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 【パリ=三井美奈】フランスのノートルダム大聖堂の火災と再建について、文化財を専門とする仏建築家、ジャンポール・モデュイ氏に聞いた。一問一答は次の通り。

 --大火でも聖堂が崩壊しなかったのはなぜか

 聖堂が持ちこたえたのは、ゴシック建築(12~15世紀の様式)だったことが大きい。尖塔(せんとう)を支えるアーチは独立した構造なので、アーチが火災で崩落しても建物全体の骨格は残る。同様にゴシック建築であるルーアン大聖堂(12世紀に着工)も第二次大戦中、爆撃で大きく損傷しながら倒壊しなかった。ロマネスク建築(10~12世紀頃の様式)だったら、こうはいかない。ただ、焼けた石柱は消防隊の放水を受けて脆弱(ぜいじゃく)になっており、危険な状態だ。

 --なぜ火災が広がったのか

 屋根を支える木造の柱は約850年を経て乾燥している。その上にほこりや硝石が堆積し、ちょっとした火花で引火する。炎はすぐに上がらず、目視できるまで数時間かかる。ノートルダム大聖堂では2度火災報知機が鳴った。最初の警報で火災が確認できなかったのは、報知器が煙に反応しても、炎が上がらなかったためだろう。ほこりに含まれた硝石は火薬のような効果を持つ。引火したところに乾燥した風が吹けば、あっという間に火が広がる。

 --フランスの文化財保護は

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