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「アラブの春」第2幕のうねり 妥協せぬ民衆、目立つ女性

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 【カイロ=佐藤貴生】スーダンとアルジェリアの長期政権が反政府デモで相次いで崩壊し、2011年に中東・北アフリカを席巻した「アラブの春」の再来を思わせる現象が広がっている。民主化や経済の立て直しを求める声に向き合わず、権力にしがみついてきたツケがきた形だ。民主化をめぐる政権と民衆のせめぎ合いが、この地域を再び覆いつつある。

 スーダンでは30年にわたり最高権力者の地位を占めたバシル大統領(75)が11日、クーデターで身柄を拘束された。このわずか9日前には、大統領に20年居座ったアルジェリアのブーテフリカ氏(82)が辞任したばかり。ともにアラビア語を話すイスラム教徒が多いアラブ連盟の加盟国で、抗議デモの末に軍が民衆の側に寝返った。

 スマートフォンでデモに関する情報が拡散する傾向は、「アラブの春」のとき以上に鮮明だ。スーダンでは各地で女性がデモを主導する動画が広く出回っている。特に、22歳の女子大生が車の上から「人々は革命を求めている」とリズミカルに連呼する動画は大きな注目を集め、海外メディアも「歌う女性の抵抗」などと相次いで報じた。

 デモ参加者が指導層の姑息(こそく)な延命策を見抜き、生半可な譲歩ではデモを停止せず権力の一新を迫り続けていることも特徴だ。

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