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ヨルダン川西岸、深まる確執 強硬イスラエル、米も肩入れ

大きな一戸建てが並ぶユダヤ人入植地グッシュ・エツィオン。周囲ではイスラエル軍が厳重に警戒している=11日(佐藤貴生撮影)
大きな一戸建てが並ぶユダヤ人入植地グッシュ・エツィオン。周囲ではイスラエル軍が厳重に警戒している=11日(佐藤貴生撮影)
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 イスラエルで、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地「併合」を示唆するネタニヤフ首相の続投が濃厚となっていることで、西岸のパレスチナ人とユダヤ人の確執がいっそう深まっている。トランプ米政権は近く、包括的な中東和平案を提示する方針だが、不信の根は深い。

 エルサレムの南約40キロにある入植地グッシュ・エツィオン。高級住宅地のような街並みを、イスラエル軍が守る。主婦のアダスさん(33)は「子供の安全を常に気にかけている」。5年前、ここの学校に通う少年3人が殺害される事件があったためだ。

 その後、報復とみられるパレスチナ人少年の殺害事件も発生。ネタニヤフ政権は、イスラム原理主義組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザを攻撃し、死者約2200人を出す衝突に発展した。

 入植地は、ネタニヤフ氏が連立を組む極右やユダヤ教政党の支持基盤。衝突に至る経緯には、入植者への攻撃に容赦はしない-との意志がにじむ。

 一方でアダスさんは、かつてパレスチナとの2国家共存を否定しながら、発言を撤回するなどしたネタニヤフ氏を「信用できない」とも語る。対パレスチナ強硬派のネタニヤフ氏にさえ満足しない入植者の歓心を買うため、政権の強硬姿勢に拍車がかかる構図が、ここにある。同氏の右派連立政権が続く限り、入植の縮小は考えにくい。

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