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金正恩氏が「今年末まで勇断待つ」と米に通告、国会で初の施政演説

非核化交渉をめぐる米朝首脳の主張
非核化交渉をめぐる米朝首脳の主張
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 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は13日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が12日に国会に当たる最高人民会議で施政演説を行ったと報じた。金正恩氏は、2月末にハノイで物別れに終わった米朝首脳再会談をめぐって米国が一方的な要求をしたと非難。「今年末までは忍耐心を持って米国の勇断を待つ」と警告し、トランプ米政権に再考を迫った。

 トランプ大統領とは「依然、素晴らしい関係を維持している」とも述べ、米側が北朝鮮と「共有できる方法」を提案する条件なら首脳会談を「もう一度は行う用意がある」と表明した。

 ラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮の最高指導者による最高人民会議での施政演説は、金日成(キム・イルソン)主席の1990年5月の演説以来となる。崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官が3月、記者会見で金正恩氏自ら今後の方針を表明すると予告していた。

 金正恩氏は「一切の譲歩も妥協もしない」と強調し、「制裁解除のために米国との首脳会談に執着する必要はないと思うことになる」とも語った。トランプ氏が求めた完全非核化のための一括妥結を拒否、会談離脱を示唆しつつ、限定的非核化措置と交換に主要制裁を解除する自らの要求をのむよう突き付けた形だ。

 米朝の「仲介役」に意欲を示す韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権に対しては「仲裁者」ではなく、「民族の利益を擁護する当事者」となって行動で誠意を見せるよう求めた。

 国民には、米国との対峙(たいじ)が長期化し「敵対勢力の制裁も続くだろう」と指摘。制裁を「自立・自力の熱風で一掃すべきだ」と自力更生で乗り切るよう求めた。

 最高人民会議は12日に閉会した。金正恩氏は、北朝鮮と友好的に接する全ての国と関係を強化するとも述べたが、日本に関する言及はなかった。

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