PR

ニュース 国際

正恩氏“長期戦”に備え指導部刷新 最側近を抜擢

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が国務委員長に再任されたことを1面で報じる12日付の労働新聞(コリアメディア提供・共同)
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が国務委員長に再任されたことを1面で報じる12日付の労働新聞(コリアメディア提供・共同)
その他の写真を見る(1/5枚)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、国会に当たる最高人民会議が11日に開かれ、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が国政の最高指導者である国務委員長に再任されたと報じた。最高人民会議常任委員長として20年以上、対外的な国家元首役を務めてきた金永南(ヨンナム)氏(91)が退き、金正恩氏の最側近である崔竜海(チェ・リョンヘ)党副委員長が後任に就いた。新首相に金才竜(ジェリョン)前慈江道(チャガンド)党委員長が選出された。

 金正恩氏が最優先課題に掲げる経済建設や、2月末の米朝首脳再会談の物別れ後、停滞した対米交渉の打開に向け、指導部を刷新して世代交代を進め、態勢を強化した形だ。

 崔竜海氏は、国政の最高機関である国務委員会に新設された「第1副委員長」にも就任。事実上のナンバー2の地位を固めた。対米外交を担い、外務次官から第1外務次官に昇格した崔善姫(ソンヒ)氏を国務委員にも抜擢(ばってき)した。前首相として経済再建を指揮してきた朴奉珠(パク・ポンジュ)氏は前日に党副委員長に選出されており、内政や外交を担う側近らのポストを引き上げて体制固めを図った。

 憲法改正も議論されたと伝えられたが、内容は不明。最高人民会議常任委員長の国家元首としての役割を縮小して国務委員長に付与するなどし、金正恩氏の法的地位がさらに堅固になった可能性がある。金氏は会議に出席しなかった。

 今年度予算も討議し、経済建設のための支出は前年比5・4%増で歳出総額の47・8%、国防費は15・8%で前年と同じだった。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ