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英国、離脱再延期も緊張続く「何も決められず漂流」

求心力低下が懸念される英国のメイ首相(AP)
求心力低下が懸念される英国のメイ首相(AP)

 【ロンドン=板東和正】欧州連合(EU)からの離脱期限が10月末まで延期され、英国はひとまず経済混乱が懸念される「合意なき離脱」の危機を回避した。だが、メイ首相がEUと合意した離脱協定案が英下院で可決する見通しは立っておらず、根本的な問題は何も解決していない。国内でメイ氏の求心力低下が懸念される中、離脱の是非を判断する国民投票の再実施も取り沙汰されており、迷走が続きそうだ。

 今回の再延期で、合意なき離脱に陥るタイムリミットが12日から10月末に先送りされた。合意なき離脱の回避は原則、協定案が10月末までに可決できるかどうかで決まる。帰国したメイ氏は11日、議会で演説し、自身の協定案について改めて理解を求める方針だ。メイ氏の協定案に大半の議員が反対する最大野党・労働党とも協議を続ける。英メディアは「延期しても、メイ氏の緊張は続く」と指摘した。

 ただ、協定案が可決する道のりは険しい。労働党が、EUの関税同盟に恒久的に残留する案などメイ氏と異なる離脱案を主張しているためだ。さらに、与党・保守党の強硬離脱派はメイ氏の労働党への接近を批判している。保守党が今後、分裂すれば、メイ氏の政権維持が困難になる可能性もある。

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