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EU大統領、英離脱最大1年間再延期の議論

中国・李克強首相との共同記者会見中に一息つく欧州連合(EU)のトゥスク大統領=9日、ブリュッセル(AP)
中国・李克強首相との共同記者会見中に一息つく欧州連合(EU)のトゥスク大統領=9日、ブリュッセル(AP)

 【ブリュッセル=宮下日出男】欧州連合(EU)のトゥスク大統領は9日、英国のEU離脱再延期をめぐり、ブリュッセルで10日に開く特別首脳会議で、12日の期限を最大1年間延期する案を議論する意向を正式に表明した。英国では離脱協定案をめぐる膠着打開の見通しは立っておらず、長期延長の可能性を残す必要があると判断した。

 メイ英首相は協定案を英下院で可決するため「6月末」までの延期を求めているが、トゥスク氏は加盟国首脳に宛てた書簡で「英下院の深刻な分断」を踏まえれば、それまでに「英国が批准手続きを完了すると信じられる理由はほとんどない」と強調。長期延長の代替案の議論が必要とした。

 代替案は最大1年で英国が批准手続きを完了すれば離脱できる「柔軟性」を持たせる内容。これにより小幅延期を繰り返す必要がなくなる。英国にはこの間、EUへの「誠実な協力」姿勢を維持するなどの条件も加える考えを示した。

 DPA通信によると、ドイツのメルケル首相は9日のメイ氏との会談後、与党の内部会合で、年末から来年明けまでの長期延長は可能との認識を示した。

 一方、メイ氏は9日夕、英国に厳しい姿勢をとるフランスのマクロン大統領ともパリで会談。協定案可決に向けた野党との協議状況を説明した。欧州メディアによると、仏大統領筋はこれに先立ち、長期延長を排除しないが、「いかなる代償」も払って認めることはないとの認識を示した。

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