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EUと中国、共同声明採択 市場開放や人権めぐり攻防

(左から)中国の李克強首相とEUのトゥスク大統領=9日、ブリュッセル(AP)
(左から)中国の李克強首相とEUのトゥスク大統領=9日、ブリュッセル(AP)

 【ブリュッセル=宮下日出男】欧州連合(EU)と中国は9日、首脳会議をブリュッセルで開催した。EU側は、中国の政治・経済的な影響力増大に警戒を強め、不公正な市場アクセスの是正への確約などを迫って、中国はこれに抵抗したもようだ。一方、双方は投資協定の妥結を2020年までに目指すことをうたう共同声明を採択した。

 首脳会議はEUと中国が年1回開く定例のもの。EU側からはトゥスク大統領やユンケル欧州委員長ら、中国からは李克強首相らが出席。EUは3月、中国を「パートナー」と同時に「競争相手」と位置づけるなど、対中戦略の見直しに乗り出している。

 欧州メディアによると、EU側は首脳会議で中国に対し、自国産業への補助金政策や市場参入への障壁など、欧州企業に不利な慣行の是正を求めた。そのうえで、長年交渉が難航してきた投資協定の早期妥結を中国側に迫ったとみられる。

 一方、EUが警戒する中国によるハッキングや新疆ウイグル自治区の少数民族への対応といった人権問題の取り扱いでは、双方は対立を残したもようだ。

 李氏は、クロアチアで11、12日に行われる中国と東欧16カ国の首脳会議にも参加する。EUには、中国が巨大経済圏構想「一帯一路」を通じて東欧や南欧に接近し加盟国の分断を図ることへの懸念も強い。

 一方、李氏は独紙への寄稿で、東欧への投資は「EU内の均衡のとれた発展に有益だ」と主張している。

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