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メイ氏、6月30日までの離脱期限の再延長を要請

英国の閣議後に記者会見するメイ首相=2日、ロンドン(ロイター=共同)
英国の閣議後に記者会見するメイ首相=2日、ロンドン(ロイター=共同)
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 【ロンドン=板東和正、ベルリン=宮下日出男】英国の欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、メイ英首相は5日、トゥスクEU大統領に書簡を書き、離脱期限の12日を6月30日まで再延期するよう要請した。欧州議会選(5月23~26日)への参加を準備する意向も示した。ただし、5月23日より前にEUとの離脱協定案と政治宣言を合わせた離脱合意案を批准できれば、議会選前に離脱すると強調した。

 メイ氏は「EUと離脱期限の延長を合意できなければ、英国は4月12日に合意なしで離脱する」との懸念を示し、欧州議会選について「5月23日の時点で英国がEU加盟国であれば、選挙を行う法的義務下にあるという首脳会議の見解は受け入れる」と表明した。

 また、「英政府は、5月23日より前に離脱して議会選の参加を取り消せるように離脱合意案を批准したい」と主張。早期に批准できれば、議会選の参加を取りやめる方針を示した。

 一方、トゥスク氏が12日の離脱期限の長期再延長を英国側に提案することを検討していることが5日、明らかになった。欧州メディアが一斉に報じた。期間は1年程度。英国が下院で離脱協定案を可決すれば、その時点で離脱できる「柔軟性」を持たせる内容だ。

 トゥスク氏の案は、英下院が離脱協定案を12日までに可決できない場合を想定した対応とされる。これにより短期延期の繰り返しによる不透明感の払拭を図りながら、英側には離脱戦略を見直す時間も与えられるとの狙いがあるようだ。

 トゥスク氏は5日にも英以外の27加盟国に長期延長案を伝える方針とされ、10日のEU首脳会議でも議論するとみられる。しかし、意見がまとまるかは予断できない。メイ氏の要請とトゥスク氏の案も異なっており、双方の調整も難航する可能性がある。

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