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露「電話抗議は今後受け取らず」 北方領土での軍事訓練

 【モスクワ=小野田雄一】ロシアが北方領土の周辺海域で射撃訓練を行うことを日本政府に2日に通告し、日本側が同日抗議した問題で、露外務省は4日、ホームページに「ロシアは今後、日本側からの電話での抗議は受け取らない」とする声明を掲載した。

 声明は「南クリール諸島(北方領土の露側呼称)でロシアが行う施策に関し、日本政府は、在露日本大使館の中堅外交官に抗議の電話をさせ、それを『外交ルートで抗議した』などと報道発表することを続けてきた。同様のことは、国際的な手順通りに射撃訓練を通告した2日にも起きた」と主張。「このような電話での抗議は、外交上一般に認められたコミュニケーション形式に反している。日本側には、今後は電話での抗議は受け取らないと伝えざるをえない」と表明した。

 昨年10月にロシアが北方領土周辺での射撃訓練を通告し、日本が抗議した際にも、露外務省は「南クリール諸島でのロシアの活動に関して最近、日本側による奇妙な反応が頻繁に起きている。在露日本大使館の下級外交官が電話でわれわれに要求したことが、後に日本政府の正式な抗議として発表されている」などとする声明を発表していた。

 ロシアは北方領土の軍備増強を進めており、昨秋以降も北方領土や周辺での軍事訓練や兵舎の増設などを相次いで実施。日本はその都度抗議してきたが、ロシアは「自国領の防衛力を高めるのは正当な権利だ」などと反論している。

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