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【加藤達也の虎穴に入らずんば】韓国歴史教科書は反日教本か

記載内容と異なる写真が掲載された韓国の小学6年生用の国定教科書
記載内容と異なる写真が掲載された韓国の小学6年生用の国定教科書

 来年4月から日本の小学校で使われる5、6年用の社会科教科書のすべてが島根県隠岐の島町の竹島を「日本固有の領土」と明記したところ、韓国がこれに激しく反発した。政治、経済から軍事まで幅広く悪化する日韓関係だが、問題の根源として、韓国の教科書にもっと注目すべきだと考えるようになった。

 韓国の小6社会科の教科書に日本の朝鮮半島統治時代の徴用に関連するものだとして、上半身裸の男性10人が写った1枚の写真が載った。「強制労役に動員されるわが民族」という説明が付けられていた。

 実は、写真は1926年、北海道の旭川新聞が道路建設現場での虐待致死事件を報じたもので、朝鮮人の徴用とは時代的にも全く無関係なものだ。

 韓国の教育省は誤りを認め、写真の部分にシールを張ることも検討しているというが、教科書は既に配布済みで、すべてにシールを張れるのかはなはだ怪しい。そもそも左派の「全国教職員労働組合(全教組)」が幅をきかせる韓国の教育現場に、そんな指示が通るのかも疑問である。

 全教組は「親日派」の人物が関与した校歌を変更すべきだと主張したほか、日韓共通の知の基盤といえる漢字の教育にも反対し、北朝鮮の統治思想である主体思想を信奉する教師も所属。日韓分断と南北共闘の最前線といえる団体だ。

 実際にシールの張り付けを徹底できたら、韓国による対日関係改善へ向けた一定の努力とみなすこともできようが、いわゆる徴用工訴訟のパイオニアを自認する文在寅大統領が「徴用」の写真をシールで目隠ししろなどと、言えるのか。

  × × ×

 問題の写真は以前にも高校教科書に掲載されたことがあった。釜山の国立日帝強制動員歴史館でも「朝鮮人被害者」として展示されているといい、産経新聞は2017年4月に問題点を指摘していた。今回は教科書が「国定」である分、深刻なのだが、こうした間違いが放置され、改善されないあたりに日本軽視の一端が現れている。

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