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英議会、EU離脱で示唆的投票を再び実施も全て否決

再び示唆的投票を実施した英議会=1日、ロンドン(ロイター)
再び示唆的投票を実施した英議会=1日、ロンドン(ロイター)

 【ロンドン=板東和正】英国の欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、英議会は1日、議員が主導する離脱の代替案の是非を問う「示唆的投票」を再び採決した。EUの関税同盟への恒久的残留や2度目の国民投票の実施など計4案が採決されたが、いずれも前回に続き否決された。メイ首相がEUとまとめた離脱協定案が議会で3度否決された結果を受け、議会側が異なる案で主導権を握ろうと試みたが、失敗した形だ。

 示唆的投票は3月27日に続き、2回目。前回は8案が採決され、全て否決された。

 今回は、(1)EUの関税同盟に恒久的に残留(2)単一市場に残留し、アイルランド国境問題が解決するまで関税同盟にも残留(3)確認のための2度目の国民投票の実施(4)経済混乱が懸念される「合意なき離脱」を離脱撤回で回避-の4案に絞って採決された。英BBC放送(電子版)によると、EU関税同盟への恒久的残留案が賛成273票、反対276票と3票差。国民再投票案は賛成280票、反対292票と12票差で、否決されたものの僅差の投票結果だった。

 示唆的投票には法的拘束力はない。代替案が可決されれば、主導した議員が案を議会で法制化するよう働きかける可能性もあったが、現段階では難しそうだ。英国は、EU側が期限とする12日までに今後の方針を示すことが求められる中、メイ政権の案も議会の案も可決されず、先行きが見通せない状態が続いている。

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