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中国の戦闘機が台湾海峡の中間線越え挑発

 【台北=田中靖人】台湾の国防部(国防省に相当)は31日夜、中国軍の殲(J)11戦闘機2機が同日午前11時ごろ、台湾海峡の中間線を越えて台湾本島側の空域に侵入したと発表した。陳中吉報道官が産経新聞の取材に答えた。台湾海峡の中間線は中台間の事実上の停戦ラインで、中国軍機がこれを越えるのは極めて異例。陳氏は中国側の行動は「挑発であり、厳正に抗議する」と話した。

 陳氏によると、侵入したのは台湾本島の西南部の空域で、侵入時間は「短時間」。2機は緊急発進した台湾側の戦闘機の警告を受けて、中国側に引き返したという。

 台湾紙、自由時報(電子版)が同日夜、独自情報として速報した。同紙によると、台湾側は多数の戦闘機を緊急発進させたほか、対空ミサイル部隊にも即応態勢を取らせた。同紙は侵入時間は約10分間と報じた。

 中台双方は中間線付近に、空軍の訓練空域を設けている。中国側は過去にも天候不良などで台湾側に入ることはあったが、直ちに中国側に戻るのが通例だった。

 台湾の国防部は2017年7月にも、中国の爆撃機、轟(H)6爆撃機1機が台湾海峡の中間線に沿って飛行したと発表したが、その際は台湾側への侵入はなかった。台湾海峡では今年に入り3回、米海軍のイージス艦などが海峡を通過して中国側を牽制している。

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