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失速防止装置が誤作動か ボーイング機墜落で米専門家

エチオピア航空機の墜落現場で機体の残骸を調査する米運輸安全委員会の当局者ら=12日、エチオピア・アディスアベバ郊外(ゲッティ=共同)
エチオピア航空機の墜落現場で機体の残骸を調査する米運輸安全委員会の当局者ら=12日、エチオピア・アディスアベバ郊外(ゲッティ=共同)

 【ワシントン=塩原永久】エチオピアで起きた米ボーイングの新型旅客機737MAXの墜落事故で、米紙ウォールストリート・ジャーナルは29日、米政府当局の専門家が、墜落直前に失速防止装置が作動していたとの暫定的な結論に至ったと報じた。米当局は、昨年10月のインドネシアでの墜落事故と同様に、操縦士の意図に反して同装置が誤作動したとの見方を強めているという。

 同紙によると、米政府当局は、今月10日に発生したエチオピア航空機の墜落現場から回収したフライトレコーダーの記録から、失速防止装置が誤作動したと判断した。

 エチオピアの政府当局が事故原因の調査にあたっており、数日内に暫定的な調査結果がまとまる見込みだという。調査には米国の国家運輸安全委員会(NTSB)も加わっている。

 「MCAS」と呼ばれる失速防止装置は、機首が上がり過ぎて失速する恐れが生じると、自動的に作動して強制的に機首を下げるシステム。インドネシアの事故では、操縦士がMCASが作動したことを知らず、手動で何度も機体の姿勢を立て直そうとした可能性が指摘されている。

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