PR

ニュース 国際

台湾の蔡総統、米国の大型兵器供与に期待表明

米ハワイ・ホノルルを訪れた台湾の蔡英文総統(中央)=26日(共同)
米ハワイ・ホノルルを訪れた台湾の蔡英文総統(中央)=26日(共同)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米ハワイ州からの報道によると、太平洋諸国を歴訪している台湾の蔡英文総統は27日、立ち寄り先の同州で災害に対応する緊急事態管理局を視察し、局長を務めるハワイ州兵部隊の最高級将校であるローガン少将と会談した。台湾メディアによると、台湾の総統が米国立ち寄り中に米軍将官と会うのは初めて。

 蔡氏は同日、ハワイからからインターネット回線を通じてワシントンの政策研究機関「ヘリテージ財団」主催のイベントで講演。中国が台湾に「一国二制度」の受け入れを求め、軍事的圧力を増大させていることを踏まえ、「自衛力と抑止力を向上させるため台湾軍を強化するのは台湾防衛の核心だ」と強調した。

 その上で、蔡氏は台湾がトランプ政権にF16V戦闘機66機とM1A2X主力戦車108両の供与を要請したことについて、「台湾軍の地上戦と航空戦の能力を高め、士気向上にもつながる」と述べ、米政権の供与実施に期待を表明した。

 兵器供与をめぐる米政府からの反応に関しては「以前に比べて政治色が薄まり、率直な議論ができるようになった。米国は台湾の要請に前向きに対応している」と強調。「幸いにも台湾は孤立していない。米国の台湾への関与はかつてなく強力だ」とも語った。

 蔡氏はまた、台湾が堅持すべき3大基本原則として「民主主義」「地域の繁栄」「集団安全保障」を挙げ、「台湾はより力強く民主体制を守り、インド太平洋における指針となりたい」と訴えた。

 さらに「中国への経済的依存を減らすには、米国と2国間貿易協定を結ぶ必要がある」と表明。中国との関係については「一国二制度が結局、『一国』になってしまうのは香港の事例が教えている」と指摘。中国との関係改善に向けた協議は「前提条件があってはならない」とクギを刺した。

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ