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【主張】「徴用工写真」訂正 嘘の刷り込み放置するな

 韓国の小学6年が使っている社会科の国定教科書に、日本の朝鮮半島統治時代の徴用に関し、無関係の写真が「強制労役に動員されるわが民族」との説明で掲載されていた。本紙の取材に対し、韓国教育省は誤りを認め訂正するという。

 これまでも無関係だと指摘されてきた、いわくつきの写真である。堂々と教科書に載っていたことにあぜんとする。嘘を教えてはならない。

 上半身裸の男性が並ぶ問題の写真は大正15(1926)年9月、北海道にあった旭川新聞が道路建設現場の虐待死事件を報じた際、掲載された。朝鮮人労働者の「徴用工」問題と無関係である。

 写真は、過去に高校教科書でも使われた。釜山の「国立日帝強制動員歴史館」に「朝鮮人被害者」として展示されたほか、長崎市の軍艦島など「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録をめぐり、妨害のため韓国側が選定委員らに配った反日宣伝の冊子でも使われた経緯がある。

 本紙は写真が無関係であると重ねて報じてきた。韓国側が使い続けてきたのは看過できない。

 歴史学習で写真は、時代の雰囲気などを視覚的に伝える重要な教材だ。だからこそ信憑(しんぴょう)性や出典の明記が問われる。嘘の写真で子供のころから、反日イメージが刷り込まれたのではたまらない。

 教科書の記述でも、相変わらず虚偽がまかり通っている。「女性たちは日本軍『慰安婦』として戦地に引っ張られ、むごい苦痛を受けた」などと書いているという。教科書は反日宣伝の資料ではあるまい。

 韓国教育省は、関係ない写真が使われた経緯などを明らかにするとともに記述も見直すべきだ。

 誤りを放置しておくと「真実」として定着しかねない。日本政府が史実をもとに毅然(きぜん)とした態度で誤りを正さねば、反日イメージが独り歩きするだけである。

 「徴用工」問題をめぐり、韓国の京畿道の議会で、小中高校で使う一部の日本製備品に「日本戦犯企業が生産した製品」と記したステッカーを貼ることを義務づける条例案が提出された。「生徒の正しい歴史認識の確立」などが目的とは耳を疑う。

 韓国内でもさすがにやり過ぎとの批判があるようだ。教育は反日洗脳の場ではない。常軌を逸した行動を恥ずべきだ。

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