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イタリア、「一帯一路」参画に署名 G7で初

「一帯一路」覚書の署名式で、拍手を送る中国の習近平国家主席(左端)とイタリアのコンテ首相(右端)=23日、ローマ(AP)
「一帯一路」覚書の署名式で、拍手を送る中国の習近平国家主席(左端)とイタリアのコンテ首相(右端)=23日、ローマ(AP)

 【パリ=三井美奈】欧州歴訪中の中国の習近平国家主席はローマで23日、イタリアのコンテ首相と会談した。会談に合わせて両国は、中国が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」協力に関する覚書に署名した。先進7カ国(G7)で一帯一路に参画するのはイタリアが初めて。

 覚書は何立峰(か・りつほう)・国家発展改革委員会主任とディマイオ副首相兼経済発展・労働相が署名。東欧の玄関口となるイタリアの主要港、トリエステ港整備などの経済協力が打ち出された。

 習氏はコンテ首相との会談に先立って22日、マッタレッラ伊大統領とも会談。共同記者会見で、習氏はアジアと欧州を結んだ古代シルクロードに言及し、「インフラや港湾整備、海上交通の分野で具体的な協力関係を築きたい」と訴えた。

 マッタレッラ大統領は「新たなシルクロードは双方向でなくてはならない」と述べ、中国のイタリアに対する一方的な投資、輸出攻勢にならないようクギを刺した。その上で「中国市場の開放を目に見える形で実現」し、イタリア製品の輸出を促すよう求めた。

 イタリアの対中接近には、低迷する経済再生への期待がかかる。ポピュリズム(大衆迎合主義)政権はバラマキ政策で財政再建が進まず、昨年の経済成長率はユーロ圏で最低だった。

 イタリアの中国との覚書締結には、米国や欧州連合(EU)から懸念が出ているが、コンテ首相は「法的拘束力はない」と払拭に努めている。

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